仏陀は『法句経』17章227節にて「アトゥラよ、これは昔にも言うことであり、今に始まることではない。沈黙している者も非難され、多く語る者も非難され、すこしく語るものも非難される。世に非難されない者はいない」と仰させ給ひけり
「自分」から自由になる沈黙入門 より
それでは、一生、非難されっぱなしかと暗い気分になりそうですが、そうではない。こういう厳然たる事実を認めれば、いちいち「非難されたー」と腹も立たぬもの。
そもそも、「非難」に対し、いちいち腹を立てたり傷ついたりするのは、「自分はこれだけしっかりやっているのだから非難されないはず」と、期待や幻想があるからであります。しかし、この期待も幻想も、しょせんは甘え。
全ては自分の内側にあるのだ。