幻滅のススメ

投稿者: | 2008/9/11 木曜日

仏陀は『法句経』17章227節にて「アトゥラよ、これは昔にも言うことであり、今に始まることではない。沈黙している者も非難され、多く語る者も非難され、すこしく語るものも非難される。世に非難されない者はいない」と仰させ給ひけり

「自分」から自由になる沈黙入門 より

それでは、一生、非難されっぱなしかと暗い気分になりそうですが、そうではない。こういう厳然たる事実を認めれば、いちいち「非難されたー」と腹も立たぬもの。

そもそも、「非難」に対し、いちいち腹を立てたり傷ついたりするのは、「自分はこれだけしっかりやっているのだから非難されないはず」と、期待や幻想があるからであります。しかし、この期待も幻想も、しょせんは甘え。

全ては自分の内側にあるのだ。

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