GTD(TODO)ツールの選択として、どれが良いものかと情報を集めていた。
ちなみに、私のごく身の回りの環境はというと、職場ではwindows2000、自宅ではiMac、mobile端末はiPhoneというデジタル環境。それに手帳好きのため、RHODIA No.11と手帳はいつも近くに置いている。
紙かデジタルか
まず、デジタルか紙かという選択肢がでてくるわけであるが、紙ベースのGTD手法としては、少し前までGTD+Rを実践していた。しかし、このGTD+Rは少し私には向いていなかったようだった。その理由としては3つある。
- プロジェクト管理が楽しくないこと。
- 2つ目は達成したものの行き場等に疑問があったこと。
- 3つ目はスケジュール管理面で自分の甘さに負け、今週やる事が滞留し過ぎたこと。
3つ目の理由は自分の問題でシステムに問題があるものではないが、これらの理由で継続できなかった。システム考案者様申し訳ありません。
デジタルツールの選択
職場のPCへは、あまりソフトウェアを自由に入れられないという制約があり、デジタルツールの選択肢としてはMac or Web + iPhoneの環境が基本となる。そこで候補としたのが次の3つである。MacオフラインツールのThingsとOmniFocus、webサービスのRemember The Milk。なお、この3つは全てiPhoneに連携するアプリが既にある。
そこで、この3つのサービスを実際に試用してみて、その個性やメリットデメリットを考えてみた。
Things
Macのソフトウェア。インターフェイスは今回比較している3つの中で一番シンプルで好き。しかし、OmniFocusにあるインデント機能ができない。そのためプロジェクト管理が比較的シンプルな人に向いている。なお、webとの連携機能は今のところ無い。
現時点では開発段階のバージョンであるため無料のソフトだが、2009/01/06より有料になる。$49で販売される予定だが、今ならnews letter登録の条件で$39で購入する権利が得られる。折角ならご登録ください。iPhoneのアプリも有料1,200円。
OmniFocus
Macのソフトウェア。プロジェクトをインデント管理できる機能が一番の特徴。インターフェイスも優れており、高度な設定も可能だが、とにかくお値段が高い。webとの連携は無いに等しいと考える。日本語化されておりact2より8,800円で販売されている。iPhoneのアプリも有料2,300円。
なお、ThingsとOmniFocusの比較については、いつも参考にさせていただいているサイトLifehacking.jp様を参考にされると、よりわかりやすいです。
Remember The Milk(以下RTM)
RTMはインターネットサービスであり、既にとても有名である。GTDをされる方や興味のある方なら目にした事もあるだろうし、使っている方も多いかと思う。そして、サービスの特徴としてメリットとなる部分は他のwebサービスやMacのiCal等と連携が高いということ。ただ、デメリットもある。もともとがTODOサービスであるため、GTD向けには自分なりのルール設定などが必要になること。しかし、このルール設定には公式ブログに良い例が示されている。これを自分のやりやすいように取り入れることで十分に良いシステムが作れる。特に私はコンテキストは不要のため省いた。また、GTDには向かないという意見もある。プロジェクト管理時において完了したタスクの俯瞰性ができないという理由があり、もっともなご意見がある。なお、最近iPhoneアプリも公式のモノが登場したが、これはプロアカウントがないと利用できないようである。プロアカウントは年間$25。
比較してみて私はRTMにすることにした。
以上の3つのサービスを試用等を含め、実際に比較検討してみたが、あくまでもGTDを用いる環境の多くが仕事をスムーズにするためである私の導入目的としては、Macのソフトは導入しにくいと判断した。当然と言えば当然のことを改めて知る事となった。という訳で、当面はRTMのプロアカウントを取得し、活用していきたい。