GTDの週次レビューって、本当に億劫ですよね。開始するまでが。
その億劫な週次レビューですが、それでいてGTDの肝だったりするわけで、やはり避けては通れません。そもそも、週次レビューを行わないと、自分のGTD管理システム自体が崩壊してしまいます。私自身、これまでに何度も崩壊してはゼロからリスタートというのを繰り返しています。
そもそも、GTDは”ストレスなく生産性を発揮する方法”であって、それ自体がストレスになってしまっては本末顛倒でもあります。
コツは完璧を求めないことでしょうか。守破離の精神でまずはコツコツと継続し、その中で自分の手法を求め、自己流を見いだすことで自分のものにできるという習慣化サイクルで考えますと、週次レビューが継続できないというのは守の部分である”型を真似る”のコツコツ部分ですでにつまずいている訳で、この部分は気持ちで克服するしかないですよね。もしくは、諦めるか。
さて、そんな週次レビューですが、私は土曜日の朝に実施するようルール化しています。この時間が一番自分の時間を作りやすいという消去法での結論ではありますが。
GTDのツールはというと、最近はThe Hit List(THL) です。
※最近はというのは、いろいろ試してきての現時点ということです。
このTHL、本日時点ではまだベータ版ですが、非常に良いですよ。私は初めて知った時から直感的にビビッときて、先のMacHeistで既にライセンス購入済みです。
さて、ここからが実は本題ですが、本日このTHLの機能として基本ではあるが、実に有効である使い方を一つ体験しました。たぶん、THLユーザーの皆さんでしたら既に知っているネタと思いますが、そこはご容赦ください。
Smart Folder と TAGS のミックスによる有効活用
これは簡単に言うと、プロジェクトリスト内にタスクを残したまま”仕事用Waitタスク”等の抽出一覧を確認する方法です。
THLには、Smart Folderが実装されています。
この Smart Folder ですが、どの様な機能なのかというと、スクリーニング条件を満たしたタスクを抽出して表示してくれるんです。
しかも、THLにはTAGS(タグ機能)として、”/”による通常タグと、”@”によるcontextタグの2種類のタグが使えます。
このSmart FolderとTAGSを活用し、/wait(誰かに依頼中)タグと@office(職場で実施するタスク)のSmart Folderを作るのです。すると、プロジェクトリストにあるタスクでも、この2つのタグを持つ全Waitタスクのリストが簡単に確認できます。
この大したことなさそうな話題ですが、依頼したタスクが帰ってこないと業務が進まないというストレスをストレスとなる前に確認することができ有効です。
同機能を用いることで、出かけた際に持っていく本(@errand /read)の抽出リストなど、買物に付き合う際の時間浪費対策&積読解消等いろいろな使い方もできます。
なお、この方法は、iPhoneでTHLのタスクを持ち歩きたいと言う時に、iCalのToDoにどのタスクを同期させるかといった場合にも有効です。タスクが多すぎて気が滅入るという人にもお勧めです。
忙しい人にこそ、タグ付けやSmart Folder の活用といったひと手間が大事だったりします。是非活用したいところです。