いつもの本屋で、ないかな〜と探していた本。いつも拝見させていただいているlifehacking.jpさんで紹介されていた本”成功ハック”があった。中身をパラッと見てみて気になる文字がある。目標ハックス・・・「書き出し作業」で最適なゴールが見つかる。
本屋で本を購入するにも費用対効果を考察する。というか、安月給から1,500円を捻出するんだから、少なからず迷う。本に昼食代にして３日分換算の金額を費やす。私にとっては楽しくも憂鬱な作業だ。ああ、恥ずかしながらなんて貧乏症なんだろう。
しかもこの本のタイトル”成功ハックス”。少しタイトルが直接すぎて引いてしまいそうな感じが正直ある。だが、私は手に取り、レジの前に並んだ。購入。
ここからがBook reviewです。
ビジネス書ならびに成功本のメインコンテンツは”はじめに”と”目次”にあると断言したい。ここが面白かったり、興味のあるキーワードが出てきたりすると、買っちゃう。今更に当然のことだろうって、言う事なかれ。成功ハックスの一番おいしいところはここなんだ。”はじめに”と”目次”。
”はじめに”と”目次”について断言してしまったので、ここを中心に書いてみる。
はじめに
この本の”はじめに”は、本当におもしろい。もう３度ほど読んだ。話題提供が完結（注意：簡潔ではない。）であり、かつ、訴えてる。それでは、どんなことが書かれているかというと。
成功本の主旨は全てひとつの言葉に集約される。 「目標をもて！」
この本が提供するハックス
１．あなたの目標を見つけるためのハックス
２．「成功本」が提唱するノウハウを実践するハックス
３．「成功本」が提唱するノウハウを効果が出るまで継続するハックス
つまり、この本は技術本である。成功に必要不可欠な目標・実践・継続という古来より普遍の３要素を、自分の習慣として身につけるための技術論が書かれているのである。また、その技術体系が今風なのもこの本のポイントであり、それが、目次に体系的に書かれている訳である。※そりゃ、目次は普通、体系的に書かれていますから当然の事ですが。
目次
この本の目次のおもしろいところ。
インターネット活用型の技術論が書かれていながら、まだあまり普及していない最新のサービスを紹介するのではなく、すでに一般的となったサービスの活用が紹介されていて、敷居が低いということをきちんと伝えている事。
特に私の目にとまったワードはブログ。
また、この目次のもうひとつのありがた設計。それはシンプル体系。
目標ハック／行動ハック／継続ハック／の３つの大分類の中にそこに属するTipsが掲載されていて、マニュアル本的な色が強く、特にそれがわかりやすいシンプルな体系である。文言も的確で目的と目標がすっきりつながる。つまり、目的地を迷うことが少ないというわけで、目次で一覧してやりたい事がすぐわかる。これは大事な事だと思う。
「本書はあなたの成功のカーナビを目指しています」とうたっているのも納得できる。それほど体系がすっきりしていて気持ちが良い本。
本文
そして、あえて本文本体について書きますが、この本は大橋さんの本であるということを前提に書かれています。大橋さんがいつも使っているTipsあるいは、たまに使っているTips、見た事のあるTips？を３５個のlifehack技術として紹介しているものです。ですので、全てがあなたに私にあてはまるというものではなく、その中の１つでも参考になったり、習慣の１つに導入されれば、購入代金の元がとれるといったものだと思います。
私も成功本を複数見ていますが、「そうだった。そうだった。あの本を読んだ直後はこんなこと考えてたんだよ！」と記憶の引き出しをコンコンとノックしてくれる感じの印象を受けました。あとは、引き出しを再び開けて、そこにしまっているあるものを取り出すだけだし、これはあなたと私の作業でしょうっていさぎよささえ感じる。
まとめ
だからこそ、私はこの本の”はじめに”と”目次”が好きである。全部に納得することはできないし、著者の大橋さんもそんな事までは望んでいないだろう。だから、私は気づいた時に”はじめに”を読み、ここで精神を成功イメージの導入口に運び、目次で習慣化したい事柄を選抜し、あとはやるのだ。また、やって自分に合わなかったら、それはそれで良い。1/35のTipsだし、使い捨てるつもりでOKでしょ。それに数年もすると、TIpsも総入れ替えされるでしょうし。
「全ての戦いに、完全な勝利はない。戦いは常に、再度やってくる」
気に入ったので流用させていただきました。lifehacking.jpより
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